故事名言:か行 か き く け こ か 骸骨を乞う 絵事は素を後にす 鎧袖一触 回や、我を助くる者に非ざるなり。吾が言に於いて、説ばざる所無し 隗より始めよ⇒先ず隗より始めよ 回瀾を既倒に反す⇒狂瀾を既倒に廻らす 怪力乱神を語らず 偕老同穴 帰らんか、帰らんか 下学して上達す 果敢にして窒がる者を悪む 牆に耳あり 牆に面す⇒牆(しょう)に面して立つ 蝸牛角上の争い 楽と云い楽と云う、鐘鼓を云わんや 下愚の性は移すべからず⇒上知と下愚とは移らず 学は及ばざるが如くす 格物致知 臥薪嘗胆 佳人薄命 徼めて以て知と為す者を悪む 苛政は虎よりも猛し 河清を俟つ⇒百年河清を俟つ 難いかな恒有ること 下大夫と言うときは、侃侃如たり 難きを先にし獲るを後にす 合従連衡 刮目して相待つ 瓜田に履を納れず 河、図を出ださず 鼎の軽重を問う 哀しみて傷らず 必ずや訟え無からしめんか 夫の人言わず、言えば必ず中る有り 夫の人の子を賊わん 夫の人の為に慟するに非ずして、誰が為にかせん 寡は衆に敵せず⇒衆寡敵せず 禍福は糾える縄のごとし 株を守って兎を待つ⇒守株 株を守る⇒守株 画餅 竈に媚ぶ⇒其の奥に媚びんよりは、寧ろ竈に媚びよ 上に居て寛ならず、礼を為して敬せず、喪に臨んで哀しまずんば、吾何を以てか之を観んや 上礼を好めば、則ち民敢えて敬せざる莫し 上礼を好めば、則ち民使い易し 貨悖りて入る者は、亦た悖りて出ず 可もなく不可もなし 下問を恥じず 下流に居て上を訕る者を悪む 画竜点睛 彼を知り己を知れば百戦殆からず 彼をや彼をや 夏炉冬扇 顔淵死す。顔路子の車以て之が椁を為らんと請う 顔淵死す。門人厚く之を葬らんと欲す。子曰く、不可なり 鰥寡孤独 汗牛充棟 換骨奪胎 顔色を正しては、斯に信に近づく 関雎は楽しみて淫せず⇒楽しみて淫せず 間然するところなし 桓魋其れ予を如何せん⇒天、徳を予に生ぜり。桓魋其れ予を如何せん 邯鄲の歩み 管仲微かりせば、吾其れ被髪左衽せん 寛なれば則ち衆を得 簡に居て簡を行うは、乃ち大簡なること無からんや 完璧(史記) 完璧(十八史略) 管鮑の交わり 管を以て天を窺う き 義ありて然る後に取る。人其の取ることを厭わず 既往は咎めず 奇貨居くべし 巍巍乎たり、舜・禹の天下を有つや、而して与らず 危急存亡の秋 聞くがままに斯に諸を行え 騎虎の勢い 疑心暗鬼を生ず 鬼神を敬して之を遠ざく 季孫の憂いは、顓臾に在らずして、蕭牆の内に在らん⇒禍は蕭牆の内に在り 機に臨み変に応ず⇒臨機応変 沂に浴し、舞雩に風し、詠じて帰らん 木に縁りて魚を求む 驥は其の力を称せず。其の徳を称するなり 驥尾に付す 危邦には入らず、乱邦には居らず 君君たり、臣臣たり、父父たり、子子たり 君、臣を使うに礼を以てし、臣、君に事うるに忠を以てす 君為ること難く、臣為ること易からず 君に侍食するに、君祭れば先ず飯す 君に事うるには、其の事を敬して、其の食を後にす 君に事うるに礼を尽くせば、人以て諂いと為すなり 君に事えて数〻すれば、斯に辱めらる 君、命じて召せば、駕を俟たずして行く 杞憂 旧悪を念わず 九牛の一毛 九思⇒君子に九思有り 宮室を卑くして、力を溝洫に尽くす 牛首を懸けて馬肉を売る 牛耳を執る 九仞の功を一簣に虧く 窮すれば通ず 窮すれば濫す⇒君子固より窮す。小人窮すれば斯に濫る 牛刀もて鶏を割く⇒鶏を割くに焉くんぞ牛刀を用いん 急なるを周うて富めるに継がず⇒君子は急なるを周うて富めるに継がず 丘の禱ること久し 朽木は雕るべからず 朽木糞牆⇒朽木は雕るべからず 丘や幸なり。苟くも過ち有れば、人必ず之を知る 求や退く。故に之を進む。由や人を兼ぬ。故に之を退く 久要に平生の言を忘れず 郷原は徳の賊なり 狂者は進みて取る⇒中行を得て之に与せずんば、必ずや狂狷か。狂者は進みて取り、狷者は為さざる所有るなり 郷人の飲酒には、杖者出づれば、斯に出づ 郷人の善き者は之を好み、其の善からざる者は之を悪むに如かず 郷党に於いては、恂恂如たり 恭なれば則ち侮られず 狂にして直ならず、侗にして愿ならず、悾悾として信ならざるは、吾之を知らず 恭にして安し⇒温にして厲し。威ありて猛からず。恭にして安し 恭にして礼無ければ則ち労す 凶服の者には之に式す 狂瀾を既倒に廻らす 恭、礼に近ければ、恥辱に遠ざかる 曲学阿世 曲肱の楽しみ 曲突徙薪 玉石混淆 居処は恭⇒居る処恭 居は必ず郷を択ぶ 居は気を移す 漁父の利 漁夫の利⇒漁父の利 義を見て為ざるは、勇無きなり 槿花一日の栄 く 株を守る⇒守株 空空(くうくう)如たり⇒空空(こうこう)如たり 愚公山を移す 草之に風を上うれば、必ず偃す⇒君子の徳は風なり。小人の徳は草なり。草之に風を上うれば、必ず偃す 具臣と謂うべし⇒今、由と求とは、具臣と謂うべし 朽ちたる木は雕るべからず⇒朽木は雕るべからず 邦に道有るに、貧しく且つ賤しきは、恥なり 邦に道有れば、言を危くし行いを危くす 邦に道有れば穀す 邦に道有れば則ち知、邦に道無ければ則ち愚なり 邦に道有れば則ち仕え、邦に道無ければ則ち巻きて之を懐にす可し 邦に道有れば矢の如く、邦に道無きも矢の如し 邦に道無きに、富み且つ貴きは、恥なり 邦に道無くして穀するは、恥なり 邦に道無ければ、行いを危くし言孫う 愚は及ぶ可からず⇒其の知は及ぶ可きなり。其の愚は及ぶ可からざるなり 位無きを患えず、立つ所以を患う 食らうに語らず。寝ぬるに言わず 困しみて学ばざるは、民斯を下と為す 車に升るときは、必ず正しく立ちて綏を執る 車の中にては内顧せず、疾言せず、親指せず 群居すること終日、言、義に及ばず、好みて小慧を行うは、難いかな 君子重からざれば則ち威あらず 君子之に居らば、何の陋か之れ有らん 君子、親に篤ければ、則ち民仁に興る 群して党せず 君子に九思有り 君子に三畏有り 君子に三戒有り 君子に三変有り 君子に侍するに三愆有り 君子の過ちや、日月の食の如し 君子の争い⇒君子は争う所無し 君子の三思⇒三たび思いて後に行う 君子の儒と為れ 君子の其の子を遠ざくるを聞けり 君子の仕うるや、其の義を行うなり 君子の天下に於けるや、適も無く、莫も無し。義に之れ与に比しむ 君子の徳は風なり。小人の徳は草なり。草之に風を上うれば、必ず偃す 君子の交わりは淡きこと水のごとし 君子の道は、孰れをか先にして伝え、孰れをか後に倦まん 君子の道、四つ有り。其の己を行うや恭。其の上に事うるや敬。其の民を養うや恵。其の民を使うや義 君子は争う所無し 君子は憂えず懼れず 君子は思うこと其の位より出でず 君子は夫の之を欲すと曰うを舎きて、必ず之が辞を為すを疾む 君子は下流に居ることを悪む 君子は器ならず 君子は義に喩り、小人は利に喩る 君子は義以て質と為し、礼以て之を行い、孫以て之を出だし、信以て之を成す 君子は義以て上と為す 君子は急なるを周うて富めるに継がず 君子は矜にして争わず。群して党せず⇒群して党せず 君子は刑を懐い、小人は恵を懐う 君子は言に訥にして、行いに敏ならんと欲す 君子は言を以て人を挙げず、人を以て言を廃せず 君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む 君子は質のみ 君子は衆寡と無く、小大と無く、敢えて慢る無し 君子は周して比せず、小人は比して周せず 君子は上達し、小人は下達す 君子は小知せしむ可からずして、大受せしむ可きなり 君子は食飽くを求むること無く、居安きを求むること無し 君子は信ぜられて而る後に其の民を労す 君子は仁を去りて、悪くにか名を成さん 君子は其の衣冠を正し、其の瞻視を尊くす 君子は其の言の其の行いに過ぐるを恥ず 君子は其の知らざる所に於いて、蓋し闕如たり 君子は其の親を施てず 君子は泰(たい)にして驕(きょう)ならず⇒君子は泰かにして驕らず。小人は驕りて泰かならず 君子は多ならんや、多ならざるなり 君子は多能を恥ず 君子は坦として蕩蕩たり。小人は長しなえに戚戚たり 君子は事え易くして説ばしめ難し 君子は貞にして諒ならず 君子は党せず 君子は徳を懐い、小人は土を懐う 君子は能無きことを病う。人の己を知らざることを病えず 君子は人の美を成し、人の悪を成さず 君子は豹変す 君子は独りを慎む⇒慎独 君子は文を以て友を会し、友を以て仁を輔く 君子は学びて以て其の道を致す⇒百工は肆に居て以て其の事を成し、君子は学びて以て其の道を致す 君子は道を憂えて貧を憂えず 君子は道を謀りて食を謀らず 君子は本を務む 君子は泰かにして驕らず。小人は驕りて泰かならず 君子は世を没するまで名の称せられざるを疾む⇒世を没するまで名の称せられざるを疾む 君子は和して同ぜず⇒和して同ぜず 君子固より窮す。小人窮すれば斯に濫る 君子勇有りて義無ければ乱を為す。小人勇有りて義無ければ盗を為す 君命を辱めざるを、士と謂うべし⇒四方に使いして、君命を辱めず 軍旅の事は、未だ之を学ばざるなり⇒俎豆の事は、則ち嘗て之を聞けり。軍旅の…… け 敬遠 鶏群の一鶴 鶏口牛後 鶏口となるも牛後となるなかれ⇒鶏口牛後 経国の大業⇒文章は経国の大業、不朽の盛事なり 敬して失うこと無く、人と与わるに恭しくして礼有らば、四海の内、皆兄弟なり⇒四海の内、皆兄弟なり 恵して費やさず 敬して遠ざく⇒敬遠 蛍雪の功 兄弟に友に、有政に施す 恵なれば則ち以て人を使うに足る 芸に游ぶ 敬に居て簡を行い、以て其の民に臨むは、亦た可ならずや 啓発 鶏鳴狗盗 逆鱗に触れる 蓋し知らずして之を作る者有らん。我は是れ無きなり 言有る者は必ずしも徳有らず⇒徳有る者は必ず言有り。言有る者は必ずしも徳有らず 言未だ之に及ばずして言う、之を躁と謂う 言必ず信あり、行い必ず果たす 言、義に及ばず⇒群居すること終日、言、義に及ばず、好みて小慧を行うは、難いかな 言之に及びて言わず、之を隠と謂う 拳拳服膺 乾坤一擲 賢者は其の大なる者を識り、不賢者は其の小なる者を識る 狷者は為さざる所有り⇒中行を得て之に与せずんば、必ずや狂狷か。狂者は進みて取り、狷者は為さざる所有るなり 賢者は世を辟く。其の次は地を辟く。其の次は色を辟く。其の次は言を辟く 阮籍青眼 言忠信にして、行い篤敬ならば、蛮貊の邦と雖も行われん 捲土重来 賢にして財多ければ、則ち其の志を損ない、愚にして財多ければ、則ち其の過ちを益す 言に訥にして行いに敏ならんと欲す⇒君子は言に訥にして行いに敏ならんと欲す 犬馬の心 犬馬の養い 犬馬の労 言は忠を思う 言は以て是くの若くなる可からざるも、其れ幾きなり 言は倫に中り、行いは慮に中る 言悖りて出づる者は、亦た悖りて入る 黔驢の技 剣を落として舟を刻む 賢を賢として色に易う 言を察して色を観る 言を知らざれば、以て人を知る無きなり 言を危くし行いを危くす⇒邦に道有れば、言を危くし行いを危くす 賢を尊びて衆を容る 賢を見ては斉しからんことを思う 言を以て人を挙げず、人を以て言を廃せず⇒君子は言を以て人を挙げず、人を以て言を廃せず こ 紅一点⇒万緑叢中紅一点 剛毅木訥は仁に近し 肯綮に中る 巧言は徳を乱る 巧言、令色、足恭なるは、左丘明之を恥ず 巧言令色鮮なし仁 空空如たり 巧詐は拙誠に如かず 恒産なき者は恒心なし 康子薬を饋る。拝して之を受く。曰く、丘未だ達せず。敢えて嘗めず 口耳の学 孔子其の亡きを時として、往きて之を拝す 公事に非ざれば、未だ嘗て偃の室に至らざるなり 紅紫は以て褻服と為さず 後進の礼楽に於けるや、君子なり。如し之を用うれば、則ち吾は先進に従わん⇒先進の礼楽に於けるや、野人なり 好事は門を出でず、悪事は千里を行く⇒悪事千里を走る 後生畏るべし 浩然の気 行蔵⇒用行舎蔵 工、其の事を善くせんと欲すれば、必ず先ず其の器を利にす。是の邦に居るや、其の大夫の賢者に事え、其の士の仁者を友とす 後凋の節 孝弟は仁の本 溝瀆に経る 功遂げ身退くは天の道なり 狡兎死して走狗烹らる 孝なるかな閔子騫。人其の父母昆弟の言を間せず 公なれば則ち説ぶ 剛を好みて学を好まざれば、其の蔽や狂なり 子生まれて三年、然る後に父母の懐より免る。夫れ三年の喪は、天下の通喪なり 亢竜悔い有り 呉越同舟 故旧は大故無ければ、則ち棄てず 故旧遺れざれば、則ち民偸からず 告朔の餼羊 哭して慟す 国士無双 克・伐・怨・欲 五穀分たず⇒四体勤めず、五穀分たず、孰をか夫子と為す 觚、觚ならず。觚ならんや、觚ならんや 斯に美玉有り。匵に韞めて諸を蔵せんか。善賈を求めて諸を沽らんか 心ここに在らざれば、視れども見えず 志ある者は事竟に成る 志を降し身を辱む⇒其の志を降さず、其の身を辱めざるは、伯夷・叔斉か 心の欲する所に従えども、矩を踰えず⇒七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず 虎兕柙より出で、亀玉櫝中に毀れなば、是れ誰の過ちぞ 虎視眈眈 五十にして四十九年の非を知る 五十にして天命を知る 五十にして以て易を学べば、以て大過無かる可し 五十歩百歩 涸沢の蛇 克己復礼 琴柱に膠す 事に敏にして言に慎む 事を敬して信あり 事を先にして得るを後にす 事を執りて敬 斯の人にして斯の疾有り 是の日に於いて哭すれば、則ち歌わず 是の故に夫の佞者を悪む 子は父の為に隠す⇒父は子の為に隠し、子は父の為に隠す 五美を尊び、四悪を屛く 鼓腹撃壌 五里霧中 是れ丘なり 是れ其の不可なるを知りて、之を為す者か 是れならば津を知らん 之に居りて倦むこと無く、之を行うに忠を以てす 之に先んじ、之を労う 焉に忠ならば、能く誨うること勿からんや 之に語げて惰らざる者は、其れ回なるか 是れ聞なり。達に非ざるなり 是れ吾が憂いなり⇒徳の脩まらざる、学の講ぜざる、義を聞きて徙る能わざる、不善の改むる能わざる、是れ吾が憂いなり 之を愛しては其の生を欲し、之を悪んでは其の死を欲す 之を愛しては、能く労すること勿からんや。焉に忠ならば、能く誨うること勿からんや 之を仰げば弥〻高く、之を鑚れば弥〻堅し 之を如何せん、之を如何せんと曰わざる者は、吾之を如何ともすること末きのみ 之を戒むること闘に在り⇒壮なるに及びてや、血気方に剛なり、之を戒むること闘に在り 之を沽らんかな、之を沽らんかな。我は賈を待つ者なり 之を得れば、之を失わんことを患う 之を好む者は之を楽しむ者に如かず 之を知る者は之を好む者に如かず 之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなり 之を道くに徳を以てし、之を斉うるに礼を以てすれば、恥有りて且つ格し 之を道くに政を以てし、之を斉うるに刑を以てすれば、民免れて恥無し 之を見て少しと雖も必ず作つ。之を過ぐれば必ず趨る 之を用うれば則ち行い、之を舎つれば則ち蔵る⇒用行舎蔵 鼓(こ)を鳴らして攻む⇒鼓(つづみ)を鳴らして攻む あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行・わ 論語の名言名句