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巍巍乎たり、舜・禹の天下を有つや、而して与らず

巍巍乎ぎぎこたり、しゅんてんたもつや、しこうしてあずからず
  • 出典:『論語』泰伯第八18(ウィキソース「論語/泰伯第八」参照)
  • 解釈:なんと高大で立派なものだなあ、しゅんが天下を治めた姿は。しかも部下に全て任せ、自分では直接政治に関与しなかったのだから。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、巍巍乎、舜禹之有天下也、而不與焉
いわく、巍巍乎ぎぎこたり、しゅんてんたもつや、しこうしてあずからず。
  • 巍巍乎 … 「巍巍ぎぎたるかな」と読んでもよい。高大なさま。高く大きい様子。「乎」は、語調を整えるための助字。
  • 舜 … 古代の伝説上の聖天子。姓はように国を建てたのでしゅん、またはゆう虞氏ぐしと呼ばれる。ぎょうから譲位を受け皇帝となった。ウィキペディア【】参照。
  • 禹 … 古代の伝説上の聖天子。舜から譲位を受け皇帝となった。夏王朝の開祖。大洪水を治め、治水に功績があったといわれる。ウィキペディア【】参照。
  • 不与 … 部下に全て任せ、自分では直接政治に関与しない。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「泰伯第八18」参照。
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