之を得れば、之を失わんことを患う
之を得れば、之を失わんことを患う
- 出典:『論語』陽貨第十七15(ウィキソース「論語/陽貨第十七」参照)
- 解釈:品性下劣な者がいったん地位を得てしまうと、その地位を失わないかと、そのことばかりをくよくよ心配するものだ。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、鄙夫可與事君也與哉。其未得之也、患得之。既得之、患失之。苟患失之、無所不至矣。
子曰く、鄙夫は与に君に事う可けんや。其の未だ之を得ざるや、之を得んことを患う。既に之を得れば、之を失わんことを患う。苟くも之を失わんことを患うれば、至らざる所無し。
- 詳しい注釈と現代語訳については「陽貨第十七15」参照。
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