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佳人薄命

じん薄命はくめい
  • 出典:蘇軾「薄命佳人」(ウィキソース「薄命佳人」参照)
  • 解釈:美人はとかく病弱で早死にしやすいということ。
  • 蘇軾 … 1036~1101。北宋の文学者・詩人。ざん(四川省)の人。あざなせん、号はとう居士。じゅんの子、てつの兄。嘉祐二年(1057)、弟とともに進士に及第。王安石の新法に反対したため左遷された。唐宋八大家の一人。著作集に『東坡全集』がある。ウィキペディア【蘇軾】参照。
雙頰凝酥髮抹漆
そうきょうぎょう かみうるしまっ
  • 双頬 … 両頬。
  • 凝酥 … 凝固した乳酪。白くきめ細か。美人の肌の形容。
  • 抹漆 … 漆を塗ったように黒い。
眼光入簾珠的皪
眼光がんこうれんりて しゅ 的皪てきれき
  • 的皪 … 鮮明に輝く様子。
故將白練作仙衣
ゆえ白練はくれんもっせん
  • 白練 … 白い練り絹。
  • 仙衣 … ここでは尼僧の衣。
不許紅膏汚天質
ゆるさず 紅膏こうこう天質てんしつけがすを
呉音嬌軟帶兒癡
おんきょうなんにしてなるを
  • 呉音 … 呉の地方で行われた発音。
  • 嬌軟 … 美しくしなやか。
無限閑愁總未知
げん閑愁かんしゅう すべいまらず
  • 閑愁 … そぞろにわき起こる愁い。
自古佳人多命薄
いにしえよりじんおおめいうす
閉門春盡楊花落
もんはるよう
  • 楊花 … かわやなぎの花。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句