• 出典：『論語』衛霊公第十五5（ウィキソース「論語/衞靈公第十五」参照）
• 解釈：言葉に真心があって信義を守り、行いが実直で慎み深ければ、どんな野蛮国に行っても、その人の言うことは思い通りに行われるであろう。

子（し）張（ちょう）行（おこな）われんことを問（と）う。子（し）曰（いわ）く、言（げん）忠（ちゅう）信（しん）にして、行（おこな）い篤敬（とっけい）ならば、蛮貊（ばんぱく）の邦（くに）と雖（いえど）も行（おこな）われん。言（げん）は忠（ちゅう）信（しん）ならず、行（おこな）い篤敬（とっけい）ならずんば、州（しゅう）里（り）と雖（いえど）も行（おこな）われんや。立（た）てば則（すなわ）ち其（そ）の前（まえ）に参（まじ）わるを見（み）るなり。輿（よ）に在（あ）りては則（すなわ）ち其（そ）の衡（こう）に倚（よ）るを見（み）るなり。夫（そ）れ然（しか）る後（のち）に行（おこな）われん。子（し）張（ちょう）諸（これ）を紳（しん）に書（しょ）す。