狡兎死して走狗烹らる
狡兎死して走狗烹らる
- 出典:『史記』越王勾践世家(ウィキソース「史記/卷041」参照)
- 解釈:すばしこいうさぎが死ぬと、猟犬は不要となって煮て食われてしまう。敵国が滅びると、功臣も今や無用であるとして殺されることの喩え。
- 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
蜚鳥盡、良弓藏、狡兔死、走狗烹。
蜚鳥尽きて、良弓蔵れ、狡兎死して、走狗烹らる。
- 蜚鳥 … 空を飛ぶ鳥。蜚は飛と同じ。
- 良弓 … 良い弓。
- 狡兎 … すばしこいうさぎ。
- 走狗 … よく走るすぐれた猟犬。
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