邦に道有れば則ち仕え、邦に道無ければ則ち巻きて之を懐にす可し
邦に道有れば則ち仕え、邦に道無ければ則ち巻きて之を懐にす可し
- 出典:『論語』衛霊公第十五6(ウィキソース「論語/衞靈公第十五」参照)
- 解釈:国に正しい道が行われているときは出仕して才能を発揮し、国に正しい道が行われていないときは才能を隠して世に出ない。衛の大夫蘧伯玉の柔軟な性格を評した言葉。「巻きて之を懐にす」とは、布帛に巻いて懐中にしまうように、才能を隠して世に出ないこと。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、直哉史魚。邦有道如矢、邦無道如矢。君子哉蘧伯玉、邦有道則仕、邦無道則可卷而懷之。
子曰く、直なるかな史魚。邦に道有れば矢の如く、邦に道無きも矢の如し。君子なるかな蘧伯玉、邦に道有れば則ち仕え、邦に道無ければ則ち巻きて之を懐にす可し。
- 詳しい注釈と現代語訳については「衛霊公第十五6」参照。
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