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玉石混淆

玉石ぎょくせき混淆こんこう
  • 出典:『抱朴子』外篇・尚博
  • 解釈:すぐれたものと劣ったものとが入りまじっていること。玉と石が入りまじっている意から。
或貴愛詩賦淺近之細文、忽薄深美富博之子書。以磋切之至言爲騃拙、以虚華之小辯爲妍巧、眞僞顚倒、玉石混淆。
あるいは詩賦しふ浅近せんきん細文さいぶん貴愛きあいし、深美しんび富博ふはく子書ししょ忽薄こつはくす。磋切させつ至言しげんもっ騃拙がいせつし、虚華きょか小弁しょうべんもっ妍巧けんこうし、真偽しんぎ顛倒てんとうし、玉石ぎょくせき混淆こんこうす。
  • 詩賦 … 詩と賦。
  • 浅近 … あさはかで俗っぽいこと。
  • 細文 … 小文学。
  • 貴愛 … 貴び愛す。
  • 深美 … 深く美しい。
  • 富博 … 文才のひろいこと。
  • 子書 … 諸子の書。
  • 忽薄 … 軽視する。
  • 磋切 … すれあう。身のためになる。
  • 至言 … 最も道理にあったことば。
  • 騃拙 … 愚かでつたないもの。
  • 虚華 … そらごと。
  • 小弁 … つまらない弁舌。
  • 妍巧 … 精巧。
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