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阮籍青眼

阮籍げんせき青眼せいがん
  • 出典:『晋書』阮籍伝(ウィキソース「晉書/卷049」参照)
  • 解釈:自分の気に入った親しい人を迎えるときの、好意に満ちた目つきをいう。青眼は、黒目のこと。竹林の七賢の一人であった阮籍(210~263)は、自分の好きな人は青眼で迎え、嫌いな人には白眼で対したことから。
  • 阮籍 … 210~63。三国時代、魏の文学者、思想家。陳留郡尉氏県(河南省開封市)の人。あざなは嗣宗。嵆康けいこうとともに「竹林の七賢」の中心的人物。また、父のげんは「建安七子」の一人であった。老荘思想を好み、酒と琴をこよなく愛し、清談にふけった。魏から晋への政権交代の不安定な時期、司馬氏に仕えたが、酒に酔って奇行を重ね、政争から身を避けた。ウィキペディア【阮籍】参照。
  • 晋書 … 二十四史の一つ。帝紀10巻、志20巻、列伝70巻、載記(五胡十六国の歴史)30巻の全130巻。唐の房玄齢・李延寿らの編。貞観二十二年(648)頃成立。ウィキペディア【晋書】参照。
籍又能爲靑白眼。見禮俗之士、以白眼對之。
せきまた青白眼せいはくがんす。礼俗れいぞくれば、白眼はくがんもっこれたいす。
  • 籍 … 阮籍。
  • 青白眼 … 青眼と白眼。
  • 礼俗之士 … 礼儀作法や風俗習慣にこだわる人。
  • 白眼 … 人を軽蔑した目つき。冷淡な目つきのこと。
及嵇喜來弔、籍作白眼。喜不懌而退。喜弟康聞之、乃齎酒挾琴造焉。大悅、乃見靑眼
けいきたりてとむらうにおよび、せき白眼はくがんす。よろこばずして退しりぞく。おとうとこうこれき、すなわさけもたらことさしはさんでいたる。せきおおいによろこび、すなわ青眼せいがんあらわす。
  • 嵇喜 … 生没年不詳。あざなは公穆。嵆康けいこうの兄。揚州の刺史。ウィキペディア【嵇喜】(中文)参照。
  • 弔 … 弔問。
  • 康 … 嵆康。223~262。三国時代の魏の思想家。しょうこくちつ(安徽省)の人。あざなは叔夜。竹林の七賢の一人。ウィキペディア【嵆康】参照。
  • 齎 … 持って行く。持って行って人に与える。
由是禮法之士、疾之若讎。而帝毎保護之。
これって礼法れいほうこれにくむことあだごとし。しかしてみかどつねこれ保護ほごす。
  • 疾 … 憎む。
  • 讐 … かたき。「讎」は「讐」の異体字。
  • 帝 … 司馬氏を指す。
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