百年河清を俟つ
百年河清を俟つ
- 出典:『春秋左氏伝』襄公八年(ウィキソース「春秋左氏傳/襄公」参照)
- 解釈:いくら待っていても実現する見込みのないたとえ。「河」は、黄河。黄河の水は常に濁っており、水が澄むのを百年待っても期待できないことから。「河の清むを俟つ」「河清を俟つ」「河清俟ち難し」などとも。
- 春秋左氏伝 … 歴史書『春秋』の注釈書。三十巻。左丘明の著と伝えられる。十三経の一つ。ウィキペディア【春秋左氏伝】参照。
子駟曰、周詩有之、曰、俟河之清、人壽幾何。兆云詢多、職競作羅。
子駟曰く、周詩に之れ有り、曰く、河の清むを俟つも、人寿幾何ぞ。兆して云に詢ること多ければ、職として競いて羅を作す、と。
- 子駟 … 鄭の君主、穆公の子。
- 周詩 … 周の詩。逸詩(現存の『詩経』にないもの)。
- 河 … 黄河。
- 俟 … 待つ。
- 人寿 … 人間の寿命。
- 幾何 … いくらもない。
- 兆 … 占うこと。
- 云 … 助字。
- 詢 … 謀る。
- 職競 … 自分の謀をよしとして競い合うこと。
- 作羅 … 網にかかって動きがつかなくなる。
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