>   故事名言   >   か行   >   上に居て寛ならず、礼を為して敬せず、喪に臨んで哀しまずんば……

上に居て寛ならず、礼を為して敬せず、喪に臨んで哀しまずんば、吾何を以てか之を観んや

かみかんならず、れいしてけいせず、のぞんでかなしまずんば、われなにもってかこれんや
  • 出典:『論語』八佾第三26(ウィキソース「論語/八佾第三」参照)
  • 解釈:人の上に立っても寛容ではなく、礼を行うのに際して敬意を欠き、葬儀に参列しても哀悼の気持ちを示さない者は、全く見どころがない。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、居上不寛、爲禮不敬、臨喪不哀、吾何以觀之哉
いわく、かみかんならず、れいしてけいせず、のぞんでかなしまずんば、われなにもってかこれんや。
  • 居上 … 人の上に立つこと。
  • 寛 … 寛大。寛容。
  • 為礼 … 礼式を行うこと。
  • 敬 … 慎みの気持ちを持つこと。
  • 臨喪 … 他人の葬儀に参列すること。
  • 哀 … 哀悼の意を表すること。
  • 何以観之哉 … 何も見どころがない。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「八佾第三26」参照。
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た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句