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紅紫は以て褻服と為さず

こうもっ褻服せつふくさず
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
君子不以紺緅飾。紅紫不以爲褻服。當暑袗絺綌、必表而出之。
くんかんしゅうもっかざらず。こうもっ褻服せつふくさず。しょたってはひとえげきかならひょうしてこれいだす。
  • 君子 … ここでは孔子を指す。
  • 紺 … 紺色。
  • 緅 … 赤茶色。
  • 飾 … えりへり
  • 紅紫 … 紅色や紫色。正色(赤・黄・青・白・黒)ではなく、派手な間色なので平服には用いない。
  • 褻服 … 平服。平常服。普段着。
  • 袗 … ひと
  • 当暑 … 暑い季節には。
  • 絺綌 … 「」は、葛の繊維で織った目の細かい布。「げき」は、葛の繊維で織った目の粗い布。
  • 必表而出之 … 必ず下着を着て、その上に絺綌を着ること(諸説あり)。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「郷党第十6」参照。
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