拳拳服膺
拳拳服膺
- 出典:『中庸』第八章(ウィキソース「四書章句集註/中庸章句」参照)
- 解釈:常に胸中に銘記し、忘れないでいること。「拳拳」は、大切に両手で捧げ持つこと。「服膺」は、身につけること。よく覚えていて忘れないこと。
- 中庸 … 儒教の経典。一巻。戦国時代、孔子の孫の子思の作といわれる。本来は『礼記』の中の一篇。朱熹(朱子)は「四書」の一つに加え、全体を三十三章に分けた『中庸章句』という注釈書を作った。ウィキペディア【中庸】参照。
子曰、回之爲人也、擇乎中庸、得一善、則拳拳服膺、而弗失之矣。
子曰く、回の人と為りや、中庸を択び、一善を得れば、則ち拳拳服膺して、之を失わず、と。
- 回 … 孔子の第一の弟子、顔回。字は子淵。顔淵とも。
- 為人 … 人柄。
- 一善 … 一つの善い事。
- 拳拳 … 両手で物をうやうやしくささげ持つ。
- 服膺 … よく覚えていて忘れないようにすること。
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