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浩然の気

浩然こうぜん
  • 出典:『孟子』公孫丑こうそんちゅう
  • 解釈:天地の間にみなぎっている、非常に大きく強い気のこと。
敢問、夫子惡乎長。曰、我知言。我善養吾浩然之氣
あえう、夫子ふうしいずくにかちょうぜる、と。いわく、われげんる。われ浩然こうぜんやしなう、と。
  • 夫子 … 先生を呼ぶ尊称。
  • 悪乎長 … どの点でまさっているか。
  • 知言 … 他人の言葉の真意を理解する。
  • 浩然之気 … 天地の間に充満している非常に大きく強い気。
敢問、何謂浩然之氣。曰、難言也。
あえう、なにをか浩然こうぜんう、と。いわく、がたし。
其爲氣也、至大至剛、以直養而無害、則塞于天地之閒。
たるや、至大しだい至剛しごうちょくもっやしなうてがいすることければ、すなわ天地てんちあいだふさがる。
  • 至大至剛 … 非常に大きくて、このうえなく強い。
  • 直 … 正しい道。
其爲氣也、配義與道。無是餒矣。是集義所生者、非義襲而取之也。行有不慊於心、則餒矣。
たるや、みちとにはいす。ければう。集義しゅうぎしょうずるところものにして、おそうてこれるにあらざるなり。おこなこころこころよからざることれば、すなわう。
  • 配義与道 … 正しい義と人の道とに配合されている。
  • 餒 … うえる。
  • 集義 … 積み重ねた善行。
  • 非義襲而取之也 … 外から義が入り込んできて、その義をちょっと行なったら浩然の気が得られる、というようなものではない。
  • 不慊 … 不満足。
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