臨機応変
臨機応変
- 出典:『南史』梁宗室上、長沙宣武王懿ノ子明伝(ウィキソース「南史/卷51」参照)
- 解釈:時と場合に応じて、適切に処理すること。「機」は、時や機会の意。「応変」は、事の変化に適宜対応すること。「機に臨み変に応ず」とも。なお、原文では「臨機制変」に作る。
- 南史 … 歴史書。唐の李延寿編。本紀十巻、列伝七十巻の全八十巻。南北朝時代の南朝、宋・斉・梁・陳の四王朝の正史を編纂し直したもの。二十四史の一つ。ウィキペディア【南史】参照。
朗弟明、字靖通、少被武帝親愛、封貞陽侯。
朗の弟明、字は靖通、少くして武帝の親愛を被り、貞陽侯に封ぜらる。
……明、謀略不出、號令莫行。諸將每諮事、輒怒曰、吾自臨機制變。勿多言。
……明、謀略出ださず、号令行う莫し。諸将事を諮る毎に、輒ち怒りて曰く、吾自ら機に臨み変を制す。多言すること勿かれ、と。
- 謀略 … 敵を騙すための計略。
- 諮 … あれこれと相談すること。
- 輒 … 「~すなわち…」と読み、「~するときはいつも…」「~して、そのたびごとに…」と訳す。
- 多言 … 余計なことを言う。
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