管を以て天を窺う
管を以て天を窺う
〔史記、扁鵲伝〕
扁鵲仰天歎曰、夫子之爲方也、若以管窺天、以郄視文。
扁鵲仰天歎曰、夫子之爲方也、若以管窺天、以郄視文。
扁鵲、天を仰ぎて歎じて曰く、夫子の方たるや、管を以て天を窺い、郄を以て文を視るがごとし。
- 扁鵲 … 戦国時代、鄭の名医。ウィキペディア【扁鵲】参照。
- 郄 … 「隙」と同じ。すき間。
- 文 … 模様。
〔荘子、秋水〕
子乃規規然、而求之以察、索之以辯。是直用管闚天、用錐指地也。不亦小乎。
子乃規規然、而求之以察、索之以辯。是直用管闚天、用錐指地也。不亦小乎。
子は乃ち規規然として、之を求むるに察を以てし、之を索むるに弁を以てす。是れ直だ管を用いて天を闚い、錐を用いて地を指すなり。亦た小ならずや。
- 子 … あなた。
- 規規然 … こせこせしたさま。
- 察 … 推察。
- 弁 … 弁論。
- 用錐指地 … 錐で地を突きさしてその深さを測る。
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