芸に游ぶ
- 出典:『論語』述而第七6(ウィキソース「論語/述而第七」参照)
- 解釈:六芸の世界に悠々と心を遊ばせる。「六芸」は、君子の教養とされた六つの技芸。礼・楽・射・御(馬術)・書・数。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、志於道、據於德、依於仁、游於藝。
子曰く、道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に游ぶ。
- 道 … 人たるの道。先王の道。
- 志 … 目標に向かって努力すること。
- 徳 … 体得した道徳。
- 拠 … 拠り処とする。根拠とする。
- 依 … 寄り添って離れない。依存する。
- 芸 … 六芸(君子の教養とされた六つの技芸)。礼・楽・射・御・書・数。ウィキペディア【六芸】参照。
- 游 … 自由な気持ちで楽しむ。気の向くままに楽しむ。「遊」に作るテキストもある。同義。
- 詳しい注釈と現代語訳については「述而第七6」参照。
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