琴柱に膠す
琴柱に膠す
- 出典:『史記』廉頗藺相如列伝(ウィキソース「史記/卷081」参照)
- 解釈:融通がきかないことの喩え。琴柱を膠で固定すると、音の調子を変えられなくなるところから。「琴柱」は、琴の胴の上に立てて弦を支え、音の高低を調えるもの。「膠す」は、膠でくっつけてしまうこと。
- 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
〔史記、廉頗藺相如列伝、趙奢〕
藺相如曰、王以名使括、若膠柱而鼓瑟耳。括徒能讀其父書傳。不知合變也。趙王不聽。遂將之。
藺相如曰、王以名使括、若膠柱而鼓瑟耳。括徒能讀其父書傳。不知合變也。趙王不聽。遂將之。
藺相如曰く、王、名を以て括を使うは、柱に膠して瑟を鼓するが若きのみ。括は徒だに能く其の父の書伝を読むのみ。変に合するを知らざるなり、と。趙王聴かず。遂に之を将とす。
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