>   故事名言   >   さ行   >   衆寡敵せず

衆寡敵せず

衆(しゅう)寡(か)敵(てき)せず
  • 出典:『孟子』梁恵王上(ウィキソース「孟子/梁惠王上」参照)、『三国志』魏書・張範伝(ウィキソース「三國志/卷11」参照)
  • 解釈:小人数では多人数にかなわない。「寡は衆に敵せず」とも。「多勢に無勢」もほぼ同じ意。
  • 孟子 … 七編。戦国時代の思想家、孟子(前372?~前289)の言行や思想を弟子たちがまとめた書。四書の一つ。ウィキペディア【孟子 (書物)】参照。
  • 三国志 … 歴史書。六十五巻。晋の陳寿(ちんじゅ)(233~297)著。魏・蜀・呉三国の歴史を記したもの。魏書三十巻、蜀書十五巻、呉書二十巻からなる。正史の一つ。この書をもとにした小説に『三国志演義』(羅(ら)貫中(かんちゅう)作)がある。ウィキペディア【三国志 (歴史書)】参照。
〔孟子、梁恵王上〕
曰、楚人勝。曰、然則小固不可以敵大。寡固不可以敵衆。弱固不可以敵彊。
曰(いわ)く、楚(そ)人(ひと)勝(か)たん、と。曰(いわ)く、然(しか)らば則(すなわ)ち小(しょう)は固(もと)より以(もっ)て大(だい)に敵(てき)すべからず。寡(か)は固(もと)より以(もっ)て衆(しゅう)に敵(てき)すべからず。弱(じゃく)は固(もと)より以(もっ)て彊(きょう)に敵(てき)すべからず。
  • 寡 … 人数が少ないこと。
  • 衆 … 人数が多いこと。
  • 彊 … 「強」に同じ。
〔三国志、魏書、張範伝〕
今欲誅卓、衆寡不敵。且起一朝之謀、戰阡陌之民。士不素撫、兵不練習。難以成功。
今(いま)、卓(たく)を誅(ちゅう)せんと欲(ほっ)するも、衆(しゅう)寡(か)敵(てき)せず。且(か)つ一(いっ)朝(ちょう)の謀(はかりごと)を起(おこ)して、阡陌(せんぱく)の民(たみ)を戦(たたか)わしむ。士(し)素(もと)より撫(ぶ)せず、兵(へい)練(れん)習(しゅう)せず。以(もっ)て功(こう)を成(な)すこと難(かた)し。
  • 卓 … 後漢末の将軍、董卓(とうたく)。字(あざな)は仲穎(ちゅうえい)。ウィキペディア【董卓】参照。
  • 阡陌之民 … 農民。阡陌は、畑のあぜみち。
論語名句辞典 語句索引付
『論語名句辞典 語句索引付』(第2版)
見出し句は類書中最大の981項目あります(うち空(から)見出し222項目を含む)。意味・原文・書き下し文・語釈付き。巻末に人名一覧・見出し句索引・語句索引も収録しました。
※第2版から語句索引を追加しました。
試し読み(本文)試し読み(本文) 語句索引語句索引 (Amazon 詳細ページへ)
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句