衆寡敵せず
衆寡敵せず
〔孟子、梁恵王上〕
曰、楚人勝。曰、然則小固不可以敵大。寡固不可以敵衆。弱固不可以敵彊。
曰、楚人勝。曰、然則小固不可以敵大。寡固不可以敵衆。弱固不可以敵彊。
曰く、楚人勝たん、と。曰く、然らば則ち小は固より以て大に敵すべからず。寡は固より以て衆に敵すべからず。弱は固より以て彊に敵すべからず。
- 寡 … 人数が少ないこと。
- 衆 … 人数が多いこと。
- 彊 … 「強」に同じ。
〔三国志、魏書、張範伝〕
今欲誅卓、衆寡不敵。且起一朝之謀、戰阡陌之民。士不素撫、兵不練習。難以成功。
今欲誅卓、衆寡不敵。且起一朝之謀、戰阡陌之民。士不素撫、兵不練習。難以成功。
今、卓を誅せんと欲するも、衆寡敵せず。且つ一朝の謀を起して、阡陌の民を戦わしむ。士素より撫せず、兵練習せず。以て功を成すこと難し。
- 卓 … 後漢末の将軍、董卓。字は仲穎。ウィキペディア【董卓】参照。
- 阡陌之民 … 農民。阡陌は、畑のあぜみち。
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