四海の内、皆兄弟なり
四海の内、皆兄弟なり
- 出典:『論語』顔淵第十二5(ウィキソース「論語/顏淵第十二」参照)
- 解釈:世界中の人々は、みな兄弟であるということ。また、みな兄弟のように親しむべきであるということ。「四海」は、四方の海に囲まれた所。世界・天下のこと。「四海兄弟」とも。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
司馬牛憂曰、人皆有兄弟。我獨亡。子夏曰、商聞之矣。死生有命、富貴在天。君子敬而無失、與人恭而有禮、四海之内、皆兄弟也。君子何患乎無兄弟也。
司馬牛憂えて曰く、人皆兄弟有り。我独り亡し。子夏曰く、商之を聞く。死生命有り、富貴天に在り。君子敬して失うこと無く、人と与わるに恭しくして礼有らば、四海の内、皆兄弟なり。君子何ぞ兄弟無きを患えんや。
- 詳しい注釈と現代語訳については「顔淵第十二5」参照。
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