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鰥寡孤独

かんどく
  • 出典:『孟子』梁恵王・下
  • 解釈:身寄りのない独り者。鰥は、男やもめ。やもお。年をとって妻のない男、寡は、やもめ。夫に死なれた女。孤は、みなし子。独は、子のない老人。
  • 余説:慶應4(1868)年3月の太政官布告・第一札に「鰥寡孤獨癈疾はいしつノモノヲ憫ムヘキ事」とある。癈疾は、身体が不自由になった人のこと。ウィキペディア【五榜の掲示】参照。
  • 孟子 … 7編。戦国時代の思想家、孟子(前372?~前289)の言行や思想を弟子たちがまとめた書。四書の一つ。ウィキペディア【孟子 (書物)】参照。
老而無妻曰鰥、老而無夫曰寡、老而無子曰獨、幼而無父曰孤。此四者、天下之窮民而無告者。
いてつまきをかんい、いておっときをい、いてきをどくい、ようにしてちちきをう。四者ししゃは、てん窮民きゅうみんにしてぐるものなり。
  • 鰥 … 妻を亡くして独りでいる男。または妻を持っていない男。古くは未婚・既婚を問わず言う言葉であったが、現在では既婚者について言うことの方が多い。ちなみに「鰥夫」と書いて「かんぷ」「やもお」「やもめ」と読む。
  • 寡 … 夫を亡くした女。寡婦かふ。未亡人。後家ごけ。やもめ。
  • 窮民 … 貧乏で生活に困り苦しんでいる人。
  • 無告者 … 自分の苦しみを訴える相手のない者。こくたみ
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