>   故事成語   >   き行   >   君、臣を使うに礼を以てし、臣、君に事うるに忠を以てす

君、臣を使うに礼を以てし、臣、君に事うるに忠を以てす

きみしん使つかうにれいもってし、しんきみつかうるにちゅうもってす
  • 出典:『論語』八佾第三19(ウィキソース「論語/八佾第三」参照)
  • 解釈:君主が臣下を使うときは、礼をもって接し、臣下が君主に仕えるときは、真心を尽くして仕えることが肝要である。定公が「君主が臣下を使い、臣下が君主に仕えるには、どうしたらよいか」と質問したときの、孔子の言葉。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
定公問、君使臣、臣事君、如之何。孔子對曰、君使臣以禮、臣事君以忠
定公ていこうう、きみしん使つかい、しんきみつかうるには、これ如何いかんせん。こうこたえていわく、きみしん使つかうにれいもってし、しんきみつかうるにちゅうもってす。
  • 定公 … ?~前495。魯の君主。在位前509~前495。名は宋。襄公の子、昭公の弟、哀公の父。孔子を大臣に抜擢した。ウィキペディア【定公 (魯)】参照。
  • 君 … 君主。
  • 臣 … 臣下。
  • 忠 … 真心を尽くす。誠意を尽くす。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「八佾第三19」参照。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句