>   故事名言   >   か行   >   車に升るときは、必ず正しく立ちて綏を執る

車に升るときは、必ず正しく立ちて綏を執る

くるまのぼるときは、かならただしくちてすい
  • 出典:『論語』郷党第十17(ウィキソース「論語/鄉黨第十」参照)
  • 解釈:車に乗られるときには、必ず正しく立って垂れ紐を握られた。孔子の車での様子を述べたもの。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
升車、必正立執綏。車中不内顧、不疾言、不親指。
くるまのぼるときは、かならただしくちてすいる。くるまうちにてはないせず、疾言しつげんせず、しんせず。
  • 升 … 乗る。
  • 正立 … 「正立せいりつして」と読んでもよい。正しく立つ。
  • 綏 … 車に乗るときにつかまる紐。垂れ紐。
  • 内顧 … 車の中を見回す。振り向く。
  • 疾言 … 早口で言うこと。
  • 親指 … 指さす。「親」は、みずから。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「郷党第十17」参照。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句