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夏炉冬扇

夏炉(かろ)冬扇(とうせん)
  • 出典:『論衡』逢遇(ウィキソース「論衡/01」参照)
  • 解釈:季節はずれで役に立たないものの喩え。「夏のいろり、冬の扇」の意から。
  • 論衡 … 思想書。三十巻。後漢の王(おう)充(じゅう)(27~97頃)の著。90年頃成立。神秘的な思想や迷信などを一切批判し、合理的な思想に基づいて書かれている。ウィキペディア【論衡】参照。
作無益之能、納無補之説、以夏進鑪、以冬奏扇。爲所不欲得之事、獻所不欲聞之語。其不遇禍幸矣。何福祐之有乎。
無(む)益(えき)の能(のう)を作(な)し、補(おぎな)い無(な)きの説(せつ)を納(い)れ、夏(なつ)を以(もっ)て鈩(ろ)を進(すす)め、冬(ふゆ)を以(もっ)て扇(せん)を奏(すす)むるなり。得(え)んことを欲(ほっ)せざる所(ところ)の事(こと)を為(な)し、聞(き)かんことを欲(ほっ)せざる所(ところ)の語(ご)を献(けん)ず。其(そ)れ禍(わざわ)いに遇(あ)わざるは幸(さいわ)いなり。何(なん)の福祐(ふくゆう)か之(こ)れ有(あ)らん、と。
  • 福祐 … 神の助けと恵み。
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