寛なれば則ち衆を得
寛なれば則ち衆を得
- 出典:『論語』陽貨第十七6(ウィキソース「論語/陽貨第十七」参照)、『論語』堯曰第二十1(ウィキソース「論語/堯曰第二十」参照)
- 解釈:心が広く寛容であれば、人望が得られる。「衆を得」は、衆望が集まるの意。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
〔論語、陽貨〕
子張問仁於孔子。孔子曰、能行五者於天下爲仁矣。請問之。曰、恭寛信敏惠。恭則不侮、寛則得衆、信則人任焉、敏則有功、惠則足以使人。
子張問仁於孔子。孔子曰、能行五者於天下爲仁矣。請問之。曰、恭寛信敏惠。恭則不侮、寛則得衆、信則人任焉、敏則有功、惠則足以使人。
子張仁を孔子に問う。孔子曰く、能く五つの者を天下に行うを仁と為す。之を請い問う。曰く、恭・寛・信・敏・恵なり。恭なれば則ち侮られず、寛なれば則ち衆を得、信なれば則ち人任じ、敏なれば則ち功有り、恵なれば則ち以て人を使うに足る。
- 詳しい注釈と現代語訳については「陽貨第十七6」参照。
〔論語、堯曰〕
寛則得衆、信則民任焉。敏則有功、公則説。
寛則得衆、信則民任焉。敏則有功、公則説。
寛なれば則ち衆を得、信なれば則ち民任ず。敏なれば則ち功有り、公なれば則ち説ぶ。
- 詳しい注釈と現代語訳については「堯曰第二十1」参照。
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