老子:道経:苦恩第二十四
苦恩第二十四
跂者不立、跨者不行。自見者不明、自是者不彰。自伐者無功、自矜者不長。
跂つ者は立たず、跨ぐ者は行かず。自ら見す者は明らかならず、自ら是とする者は彰かならず。自ら伐る者は功無く、自ら矜る者は長しからず。
- ウィキソース「老子河上公章句/上」参照。
- 跂者 … つま先で立つ者。
其於道也、曰餘食贅行。物或惡之。故有道者不處。
其の道に於けるや、余食贅行と曰う。物或いは之を悪む。故に有道の者は処らず。
- 余食贅行 … 「余食」は、食べ残し。「贅行」は、贅形で贅肉。無駄なもののたとえ。