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尉繚子 分塞令第十五

中軍左右前後軍、皆有分地。方之以行垣、而無通其交往。將有分地、帥有分地、伯有分地。皆營其溝域、而明其塞令、使非百人無得通。非其百人而入者、伯誅之。伯不誅、與之同罪。
中軍ちゅうぐん、左右前後の軍、みな分地ぶんちあり。これをほうするに行垣こうえんをもってして、その交往こうおうつうずるなし。しょうに分地あり、すいに分地あり、はくに分地あり、みなその溝域こういきえいして、その塞令さいれいを明らかにし、百人にあらざればとおることをるなからしむ。その百人にあらずして入る者は、はくこれをちゅうす。はくちゅうせざれば、これと同罪どうざいとす。
軍中縱横之道、百有二十歩而立一府柱、量人與地。柱道相望、禁行清道。非將吏之符節、不得通行。采薪芻牧者、皆成行伍。不成行伍者、不得通行。吏屬無節、士無伍者、横門誅之。踰分干地者、誅之。故内無干令犯禁、則外無不獲之
軍中ぐんちゅう縦横じゅうおうの道、百有二十歩ひゃくゆうにじっぽにして一府柱いちふちゅうを立て、人と地をはかる。柱道ちゅうどうあい望み、こうを禁じ道をきよむ。将吏しょうり符節ふせつにあらずんば、通行するを得ず。采薪さいしん芻牧すうぼくする者、みな行伍こうごを成す。行伍こうごを成さざる者は、通行するを得ず。吏属りぞくせつなく、士、なき者は、横門おうもんこれをちゅうす。分をえ地をおかす者は、これをちゅうす。ゆえにうち、令をおかし禁を犯すなくんば、すなわちそとざるのかんなし。
  • 姦 … 『直解』では「奸」に作る。
天官第一 兵談第二
制談第三 戦威第四
攻権第五 守権第六
十二陵第七 武議第八
将理第九 原官第十
治本第十一 戦権第十二
重刑令第十三 伍制令第十四
分塞令第十五 束伍令第十六
経卒令第十七 勒卒令第十八
将令第十九 踵軍令第二十
兵教上第二十一 兵教下第二十二
兵令上第二十三 兵令下第二十四