尉繚子 十二陵第七
威在於不變、惠在於因時、機在於應事、戰在於治氣、攻在於意表、守在於外飾、無過在於度數、無困在於豫備、愼在於畏小、智在於治大、除害在於敢斷、得衆在於下人。
威は変ぜざるに在り、恵は時に因るに在り、機は事に応ずるに在り、戦いは気を治むるに在り、攻むるは意表に在り、守るは外飾に在り、過ち無きは度数に在り、困しむ無きは予備に在り、慎は小を畏るに在り、智は大を治むるに在り、害を除くは敢断に在り、衆を得るは人に下るに在り。
- ウィキソース「尉繚子 (四庫全書本)/卷2」参照。
- 無困 … 底本では「無因」に作るが、『直解』に従い改めた。
悔在於任疑、孽在於屠戮、偏在於多私、不詳在於惡聞己過、不度在於竭民財、不明在於受間、不實在於輕發、固陋在於離賢、禍在於好利、害在於親小人、亡在於無所守、危在於無號令。
悔は疑を任ずるに在り、孽は屠戮に在り、偏は私多きに在り、不詳は己が過ちを聞くを悪むに在り、不度は民に財を竭すに在り、不明は間を受くるに在り、不実は軽しく発するに在り、固陋は賢を離るるに在り、禍は利を好むに在り、害は小人に親しむに在り、亡は守る所無きに在り、危は号令無きに在り。
天官第一 | 兵談第二 |
制談第三 | 戦威第四 |
攻権第五 | 守権第六 |
十二陵第七 | 武議第八 |
将理第九 | 原官第十 |
治本第十一 | 戦権第十二 |
重刑令第十三 | 伍制令第十四 |
分塞令第十五 | 束伍令第十六 |
経卒令第十七 | 勒卒令第十八 |
将令第十九 | 踵軍令第二十 |
兵教上第二十一 | 兵教下第二十二 |
兵令上第二十三 | 兵令下第二十四 |