二十四詩品
『二十四詩品』について
晩唐の詩人・司空図(しくう・と)(837~908)が著した詩についての評論書。「雄渾」から「流動」まで二十四に分けて述べている。
凡例
- 原文は『説郛三種』(上海古籍出版社、1988年)を底本とした。
- 校異には、『津逮秘書』本に基づいている『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)、および『全唐詩』(巻六百三十四 司空圖三)を使用した。
- 原文は原則として正字体、書き下し文は新字体・現代仮名遣いとした。
一 雄渾 | 二 冲淡 |
三 繊穠 | 四 沈著 |
五 高古 | 六 典雅 |
七 洗煉 | 八 勁健 |
九 綺麗 | 十 自然 |
十一 含蓄 | 十二 豪放 |
十三 精神 | 十四 縝密 |
十五 疎野 | 十六 清奇 |
十七 委曲 | 十八 実境 |
十九 悲概 | 二十 形容 |
二十一 超詣 | 二十二 飄逸 |
二十三 曠達 | 二十四 流動 |
参考文献
- 〔国内〕
- 門脇廣文『二十四詩品』(中国古典新書続編)明徳出版社、2000年
- 〔国外〕
- 〔唐〕司空圖著/〔清〕袁枚著/郭紹虞注『詩品集解 續詩品注』(中國古典文學理論批評專著選輯)人民文學出版社、1963年
- 杜黎均『二十四诗品译注评析』(中国古典文学理论丛书)北京出版社、1988年
- 『全唐詩 第十九册』中華書局、1960年