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富は屋を潤し、徳は身を潤す

とみおくうるおし、とくうるお
  • 出典:『大学』伝六章
  • 解釈:財産が豊かであれば、自然とその住居が立派になり、徳が備わっている人は、立ち居振る舞いも立派になるということ。
  • 大学 … 儒教の経典けいてんの一つ。一巻。もとは『礼記』の中の一編であるが、宋代に朱子が本文を章句に分けて校訂し、自己の注釈を付して四書の一つとした。孔子の言葉を曾子が祖述したといわれる「けい」一章と、経についての曾子の注釈を曾子の門人が記録したといわれる「でん」十章からなる。ウィキペディア【大学 (書物)】参照。
曾子曰、十目所視、十手所指、其嚴乎。富潤屋、德潤身。心廣體胖。
そうわく、じゅうもくところ十手じっしゅゆびさすところげんなるかな、と。とみおくうるおし、とくうるおす。こころひろたいゆたかなり。
  • 曾子 … 孔子の弟子で、姓はそう、名はしんあざな子輿しよ。ウィキペディア【曾子】参照。
  • 十目所視、十手所指 … すべての人がそう認めるところ。多くの人の判断が一致するところ。多くの人の批判は、厳しく正しいことの喩え。「十目」は、十人の人の目。多くの人の目。衆目。「十手」は、十人の人の手。多くの人の手。
  • 其厳乎 … 厳正で恐れ慎むべきである。
  • 富潤屋 … 財産ができると、住居が立派になる。
  • 徳潤身 … 徳が身についてくると、自然に品位が備わってくる。
  • 心広体胖 … 心が広大で、身体もゆったりしている。
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