泰斗
泰斗
- 出典:『新唐書』韓愈伝・賛(ウィキソース「新唐書/卷176」参照)
- 解釈:その道の大家・権威者として最も人々から尊敬されている人のこと。「泰」は、泰山。山東省中部にある名山。「斗」は、北斗星。いずれも人々から仰がれ尊ばれるもの。泰山北斗。
- 新唐書 … 二百二十五巻。宋の欧陽脩(1007~1072)・宋祁(998~1061)らの編。仁宗の嘉祐六年(1060)成立。『旧唐書』を改訂・増補したもの。本紀十巻、志五十巻、表十五巻、列伝百五十巻からなる。「唐書」とも。二十四史の一つ。ウィキペディア【新唐書】参照。
自愈沒、其言大行、學者仰之、如泰山北斗云。
愈没してより、其の言大いに行われ、学者之を仰ぐこと、泰山北斗の如しと云う。
- 愈 … 韓愈。768~824。中唐の詩人・文章家。河陽(河南省孟州市)の人。字は退之。昌黎(河北省)の人と自称した。諡は文公。貞元八年(792)、進士に及第。唐宋八大家のひとり。柳宗元とともに古文復興につとめた。『韓昌黎集』四十巻、『外集』十巻がある。ウィキペディア【韓愈】参照。
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