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送劉評事充朔方判官賦得征馬嘶(高適)

送劉評事充朔方判官賦得征馬嘶
りゅう評事ひょうじ朔方さくほう判官はんがんてらるるをおくりて征馬嘶せいばせいたり)
高適こうせき     
  • 五言律詩。休・秋・愁・頭(平声尤韻)。
  • 評事 … 官名。刑罰を判決することをつかさどる。
  • 朔方判官 … 朔方節度使の属官。朔方は今の内蒙古自治区のオルドス地方。
  • 征馬嘶 … ここでは送別会の席での詩題。征馬いななく。
  • 高適 … ?~765。盛唐の詩人。滄州渤海の人。あざなは達夫。『高常侍集』がある。ウィキペディア【高適】参照。
征馬向邊州
征馬せいば 辺州へんしゅうむか
  • 征馬 … 旅で乗る馬。
  • 辺州 … 国境近くの州。
蕭蕭嘶未休
蕭蕭しょうしょうとしていなないていままず
  • 蕭蕭 … 馬がいななく声の形容。
  • 未 … 『全唐詩』では「不」に作る。
思深應帶別
おもいのふかきはまさわかれをびたるなるべし
聲斷爲兼秋
こえゆるはあきぬるがためなり
岐路風將遠
岐路きろ かぜともとお
  • 岐路 … わかれ道。
關山月共愁
関山かんざん つきともうれ
  • 関山 … 関所のある山。
贈君從此去
きみおくる らば
何日大刀頭
いずれのか 大刀頭だいとうとう
  • 大刀頭 … 「還る」の隠語。古楽府の「いつまさに大刀頭し、破鏡飛んで天に上るべき」(何當大刀頭、破鏡飛上天大刀)より。大刀の頭のを、同音の「還」にかけたもの。
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