臍を噬む
臍を噬む
- 出典:『春秋左氏伝』荘公六年(ウィキソース「春秋左氏傳/莊公」参照)
- 解釈:もはや及ばないことをひどく後悔する。「臍」は、へそ。「噬」は、嚙む。自分のへそを嚙もうとしても嚙めないことから、及ばないの意。
- 春秋左氏伝 … 歴史書『春秋』の注釈書。三十巻。左丘明の著と伝えられる。十三経の一つ。ウィキペディア【春秋左氏伝】参照。
亡鄧國者、必此人也。若不早圖、後君噬齊。其及圖之乎。圖之、此爲時矣。
鄧国を亡ぼす者は、必ず此の人ならん。若し早く図らずんば、後に君、斉を噬まん。其れ之を図るに及ばんか。之を図らんとせば、此を時と為す、と。
- 鄧国 … 春秋時代に楚に滅ぼされた。今の湖北省襄陽市辺りにあった。
- 此人 … 楚の文王を指す。
- 斉 … 「臍」に同じ。
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