人一たびしてこれを能くすれば、己これを百たびす
人一たびしてこれを能くすれば、己これを百たびす
- 出典:『中庸』第二十章(ウィキソース「四書章句集註/中庸章句」参照)
- 解釈:他人が一回でできることなら、自分は百回やってみる。徹底した努力を重ねれば、誰でも必ず目的を達成できる。
- 中庸 … 儒教の経典。一巻。戦国時代、孔子の孫の子思の作といわれる。本来は『礼記』の中の一篇。朱熹(朱子)は「四書」の一つに加え、全体を三十三章に分けた『中庸章句』という注釈書を作った。ウィキペディア【中庸】参照。
人一能之、己百之。人十能之、己千之。果能此道矣、雖愚必明、雖柔必強。
人一たびして之を能くすれば、己之を百たびす。人十たびして之を能くすれば、己之を千たびす。果たして此の道を能くすれば、愚と雖も必ず明、柔と雖も必ず強なり。
- 此道 … 好学力行の方法。
- 愚 … 愚か者。
- 明 … 明知の人。
- 柔 … 柔弱の者。
- 強 … 強者。
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