鈍学功を累ぬ
鈍学功を累ぬ
- 出典:『顔氏家訓』文章(ウィキソース「顏氏家訓/卷第4」参照)
- 解釈:学問は鈍根の人間でも努力を重ねていけば、ついには円熟の境に達して大成する。
- 顔氏家訓 … 七巻二十篇。北斉の顔之推(531~590頃)の著。子孫への戒めとして記した家訓書。乱世を生き抜いた著者の豊かな人生経験に基づいて述べられている。ウィキペディア【顔氏家訓】参照。
學問有利鈍、文章有巧拙。鈍學累功、不妨精熟。
学問に利鈍有り、文章に巧拙有り。学に鈍なるも功を累ぬれば、精熟を妨げず。
- 利鈍 … (理解の)早いことと遅いこと。
- 巧拙 … じょうずなこととへたなこと。巧妙と拙劣。
- 功 … 努力。工夫。
- 精熟 … 詳しく知っていて熟練していること。精通熟達。
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