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孝経 三才章第七

開宗明義章第一 天子章第二 諸侯章第三
卿大夫章第四 士章第五 庶人章第六
三才章第七 孝治章第八 聖治章第九
紀孝行章第十 五刑章第十一 廣要道章第十二
廣至徳章第十三 廣揚名章第十四 諫爭章第十五
應感章第十六 事君章第十七 喪親章第十八
閨門章第十九(古文のみ)  
    
 三才章第七
曾子曰、甚哉、孝之大也。
曽子曰く、はなはだしいかな、孝の大なるや。
  • 古文では「三才章 第八」に作る。
子曰、夫孝天之經也。地之也。民之行也。
いわく、それ孝は天のけいなり、地のなり、民の行いなり。
  • 義 … 古文では「誼」に作る。
天地之經、而民是則之。
天地の経にして、民ここにこれにのっとる。
則天之明、因地之利。以天下。
天の明にのっとり、地の利にり、もって天下をじゅんにす。
  • 順 … 古文では「訓」に作る。
是以其教不肅而成、其政不嚴而治。
ここをもってそのおししゅくならずして成り、そのまつりごとげんならずして治まる。
先王見教之可以化民也。是故先之以博愛、而民莫遺其親。
先王、教えのもって民をすべきを見るなり。この故にこれに先んずるに博愛をもってして、民その親をわするることなし。
陳之以徳、而民興行。
これにぶるに徳義をもってして、民興行こうこうす。
  • 義 … 古文では「誼」に作る。
先之以敬讓、而民不爭。
これに先んずるに敬譲けいじょうをもってして、民争わず。
導之以禮樂、而民和睦。
これを導くに礼楽れいがくをもってして、民和睦わぼくす。
示之以好惡、而民知禁。
これに示すに好悪こうおをもってして、民を知る。
詩云、赫赫師尹、民具爾瞻。
に云く、「赫赫かくかくたる師尹しいん。民ともになんじ」と。