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孝経 開宗明義章第一

開宗明義章第一 天子章第二 諸侯章第三
卿大夫章第四 士章第五 庶人章第六
三才章第七 孝治章第八 聖治章第九
紀孝行章第十 五刑章第十一 廣要道章第十二
廣至徳章第十三 廣揚名章第十四 諫爭章第十五
應感章第十六 事君章第十七 喪親章第十八
閨門章第十九(古文のみ)  
    
  開宗 かいそう明義めいぎ章第一
仲尼、曾子
仲尼ちゅうじきょし、曾子そうしす。
  • 居 … 古文では「間居」に作る。
  • 侍 … 古文では「侍坐」に作る。
子曰、先王有至徳要道、以天下、
いわく、先王、至徳しとく 要道ようどうあって、もって天下をじゅんにす。
  • 順 … 古文では「訓」に作る。
民用和睦、上下怨、知之乎。
たみもって和睦し、上下しょうか怨みなし。なんじこれを知るか、と。
  • 無 … 古文では「亡」に作る。
  • 汝 … 今文は「汝」、古文は「女」、ただし四部叢刊本では「女」に作る。
曾子避席曰、參敏、何足以知之。
曾子席を避けて曰く、しん不敏ふびんなり。なんぞもってこれを知るに足らん。
  • 不 … 古文では「弗」に作る。
  • 古文では「何足以知之」のあとに「乎」の字あり。
子曰、夫孝、徳之本也、教之所生也。
いわく、それ孝は徳の本なり。おしえのよって生ずるところなり。
  • 由 … 古文では「繇」に作る。
復坐、吾語
坐にかえれ。われ、なんじに語らん。
  • 汝 … 今文は「汝」、古文は「女」、ただし四部叢刊本では「女」に作る。
身體髮膚、受父母、敢毀傷、孝至始也。
身体髪膚はっぷ、これを父母に受く。あえ毀傷きしょうせざるは、孝の始めなり。
  • 之… 古文では「于」に作る。
  • 不 … 古文では「弗」に作る。
立身行道、揚名於後世、以顯父母、孝之終也。
身を立て道を行い、名を後世こうせいげ、もって父母をあらわすは、孝の終りなり。
夫孝、始於事親、中於事君、終於立身。
それ孝は、親につかうるに始まり、君に事うるにちゅうし、身を立つるに終る。
大雅曰、無念爾祖、聿徳。
大雅たいがに曰く、なんじの祖をおもうことなからんや。その徳をべ修む、と。
  • 脩… 古文では「修」に作る。
  • 厥 … 古文では「其」に作る。