孝経 紀孝行章第十
紀孝行章第十
子曰、孝子之事親也、居則致其敬、養則致其樂、病則致其憂、喪則致其哀、祭則致其嚴。
子曰く、孝子の親に事うるや、居にはすなわちその敬を致し、養にはすなわちその楽を致し、病にはすなわちその憂を致し、喪にはすなわちその哀を致し、祭にはすなわちその厳を致す。
- 古文では「紀孝行章 第十三」に作る。
- 病 … 古文では「疾」に作る。
五者備矣、然後能事親。
五つのもの備わりて、しかる後よく親に事う。
事親者、居上不驕、爲下不亂、在醜不爭。
親に事うる者は上に居て驕らず、下となって乱れず、醜に在って争わず。
居上而驕則亡、爲下而亂則刑、在醜而爭則兵。
上に居て驕ればすなわち亡び、下となって乱るればすなわち刑せられ、醜に在って争えばすなわち兵せらる。
三者不除、雖日用三牲之養、猶爲不孝也。
三つのもの除かざれば、日に三牲の養を用いるといえども、猶不孝となすなり。
- 三者不除 … 古文では「此三者不除」に作る。
- 猶 … 古文では「繇」に作る。
- 不 … 古文では「弗」に作る。