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孝経 紀孝行章第十

開宗明義章第一 天子章第二 諸侯章第三
卿大夫章第四 士章第五 庶人章第六
三才章第七 孝治章第八 聖治章第九
紀孝行章第十 五刑章第十一 廣要道章第十二
廣至徳章第十三 廣揚名章第十四 諫爭章第十五
應感章第十六 事君章第十七 喪親章第十八
閨門章第十九(古文のみ)  
    
 紀孝行章第十
子曰、孝子之事親也、居則致其敬、養則致其樂、則致其憂、喪則致其哀、祭則致其嚴。
いわく、孝子の親につかうるや、おるにはすなわちその敬を致し、やしないにはすなわちそのたのしみを致し、やまいにはすなわちそのうれいを致し、にはすなわちそのかなしみを致し、まつりにはすなわちそのげんを致す。
  • 古文では「紀孝行章 第十三」に作る。
  • 病 … 古文では「疾」に作る。
五者備矣、然後能事親
五つのもの備わりて、しかる後よく親に事う。
  • 然後能事親 … 古文では「然後能事親」に作る。
事親者、居上不驕、爲下不亂、在醜不爭。
親に事うる者はかみに居ておごらず、しもとなって乱れず、もろもろに在って争わず。
居上而驕則亡、爲下而亂則刑、在醜而爭則兵。
上に居ておごればすなわち亡び、下となって乱るればすなわちけいせられ、もろもろに在って争えばすなわちへいせらる。
三者不除、雖日用三牲之養、孝也。
三つのもの除かざれば、日に三牲さんせいやしないを用いるといえども、なお不孝となすなり。
  • 三者不除 … 古文では「三者不除」に作る。
  • 猶 … 古文では「繇」に作る。
  • 不 … 古文では「弗」に作る。