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孝経 士章第五

開宗明義章第一 天子章第二 諸侯章第三
卿大夫章第四 士章第五 庶人章第六
三才章第七 孝治章第八 聖治章第九
紀孝行章第十 五刑章第十一 廣要道章第十二
廣至徳章第十三 廣揚名章第十四 諫爭章第十五
應感章第十六 事君章第十七 喪親章第十八
閨門章第十九(古文のみ)  
    
 士章第五
資於事父以事母愛同。
父につかうるにってもって母に事う、しこうして愛同じ。
  • 古文では「子曰、資於事父以事母……」で始まる。
  • 而 … 古文では「其」に作る。
資於事父以事君敬同。
父につかうるにってもって君に事う、しこうして敬同じ。
  • 而 … 古文では「其」に作る。
故母取其愛。而君取其敬。
ゆえに母にはその愛を取り、君にはその敬を取る。
兼之者父也。故以孝事君則忠。
これをぬる者は父なり。ゆえに孝をもって君につかうればすなわち忠なり。
事長則順。忠順不失。以事其上。
敬をもって長につかうればすなわち順なり。忠順失わず、もってそのかみつかう。
  • 敬 … 古文では「弟」に作る。
然後能保其禄位。而守其祭祀。蓋士之孝也。
しかる後よくその禄位ろくいを保ち、その祭祀を守る。けだしの孝なり。
  • 禄位 … 古文では「爵禄」に作る。
詩云。夙興夜寐。忝爾所生。
に云く、「つとよわねて、なんじ所生しょせいはずかしむることなかれ」と。
  • 無 … 古文では「亡」に作る。