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飄風は朝を終えず、驟雨は日を終えず

ひょうふうちょうえず、しゅうえず
  • 出典:『老子』二十三章(ウィキソース「老子河上公章句/上」参照)
  • 解釈:つむじ風は朝のうちにやんでしまう。にわか雨は一日中降り続けたりしない。勢いの強いものは長くは続かないことの喩え。
  • 余説:朝の来ない夜はない。逆境にある人間に対しての慰めの言葉にも解釈できる。
  • 老子 … 老子が書いたと伝えられるどう経典けいてん。二巻。八十一章。上篇(道経)と下篇(徳経)とに分けられる。自然のままで人為的なものを加えない無為自然の道が説かれている。道徳経。老子道徳経。ウィキペディア【老子道徳経】参照。
希言自然。飄風不終朝、驟雨不終日。孰爲此者、天地。天地尚不能久、而況於人乎。
げんぜんなり。ひょうふうちょうえず、しゅうえず。たれこれものぞ。てんなり。てんすらひさしきことあたわず、しかるをいわんやひといてをや。
  • 希言 … 無言。
  • 飄風 … つむじ風。
  • 驟雨 … にわか雨。
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