和光同塵
和光同塵
- 出典:『老子』第四章(ウィキソース「老子河上公章句/上」参照)、第五十六章(ウィキソース「老子河上公章句/德經」参照)
- 解釈:自己の才能を隠し、俗世間の中に交わること。「光を和らげ塵に同ず」とも。
- 老子 … 老子が書いたと伝えられる道家の経典。二巻。八十一章。上篇(道経)と下篇(徳経)とに分けられる。自然のままで人為的なものを加えない無為自然の道が説かれている。道徳経。老子道徳経。ウィキペディア【老子道徳経】参照。
〔老子、第四章〕
道冲而用之、或不盈。淵乎似萬物之宗。挫其鋭、解其紛。和其光、同其塵。湛兮似或存。
道冲而用之、或不盈。淵乎似萬物之宗。挫其鋭、解其紛。和其光、同其塵。湛兮似或存。
道は冲にして之を用うるも、或しく盈たず。淵として万物の宗に似たり。其の鋭を挫き、其の紛を解く。其の光を和げ、其の塵に同ず。湛として存する或るに似たり。
- 冲 … 容器がからっぽであるさま。また、何も入っていないさま。
- 淵 … 深いさま。
- 宗 … 大本。祖先。
- 湛兮似或存 … 深くたたえた水のように、表面には見えないが何かが存在しているようだ。「湛」は、水が深く満ちているようす。
〔老子、第五十六章〕
挫其鋭、解其紛、和其光、同其塵。是謂玄同。
挫其鋭、解其紛、和其光、同其塵。是謂玄同。
其の鋭を挫き、其の紛を解き、其の光を和げ、其の塵に同ず。是れを玄同と謂う。
- 玄同 … 玄妙な道に同化すること。
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