終わりを慎むこと始めの如くすれば、則ち事を敗ること無し
終わりを慎しむこと始めの如くすれば、則ち事を敗ること無し
- 出典:『老子』六十四章(ウィキソース「老子河上公章句/德經」参照)
- 解釈:物事の最後まで最初と同様に慎重さを忘れなければ、失敗することはあり得ない。
- 老子 … 老子が書いたと伝えられる道家の経典。二巻。八十一章。上篇(道経)と下篇(徳経)とに分けられる。自然のままで人為的なものを加えない無為自然の道が説かれている。道徳経。老子道徳経。ウィキペディア【老子道徳経】参照。
爲者敗之、執者失之。是以聖人、無爲、故無敗。無執、故無失。民之從事、常於幾成而敗之。愼終如始、則無敗事。
為す者は之を敗り、執る者は之を失う。是を以て聖人は、為すこと無し、故に敗るること無し。執ること無し、故に失うこと無し。民の事に従うや、常に幾んど成るに於いて之を敗る。終わりを慎しむこと始めの如くすれば、則ち事を敗ること無し。
- 幾 … ほとんど。
- 詳しい注釈については『老子』六十四章参照。
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