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江行無題(銭起)

江行無題
江行こうこうだい
せん
  • 五言絶句。登・僧(下平声蒸韻)。
  • ウィキソース「江行無題」参照。
  • 詩題 … 『全唐詩』では「江行無題一百首其六十九」に作り、題下に「一作錢珝詩」と注する。『全唐詩』巻七百十二、晩唐のせんの作として重出。ウィキソース「全唐詩/卷712」参照。
  • 江行 … 長江を下る。
  • 銭起 … 710?(722?)~780?。中唐の詩人。呉興(浙江省呉興区)の人。あざなは仲文。天宝十載(751)、進士に及第。校書郎から藍田県(陝西省藍田県)の県尉を経て、考功郎中に進み、太清宮使・翰林学士に至った。大暦十才子の一人。郎士元とともに「銭郎」と称された。『銭考功集』十巻がある。ウィキペディア【銭起】参照。
咫尺愁風雨
せき ふううれ
  • 咫尺 … ごく近い距離。
匡廬不可登
きょう のぼからず
  • 匡廬 … 廬山のこと。
祗疑雲霧窟
うたがう うんくつ
  • 雲 … 『全唐詩』には「一作香」と注する。
  • 窟 … 『唐詩別裁集』では「裏」に作る。
猶有六朝僧
りくちょうそうらんかと
  • 六朝 … 今の南京を都とした六つの王朝、呉・東晋・宋・斉・梁・陳をいう。
  • 僧 … 慧遠や支遁などの高僧。廬山に住んでいた。
テキスト
  • 『箋註唐詩選』巻六(『漢文大系 第二巻』、冨山房、1910年)※底本
  • 『全唐詩』巻二百三十九(排印本、中華書局、1960年)
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