夜郎自大
夜郎自大
- 出典:『史記』西南夷列伝(ウィキソース「史記/卷116」参照)
- 解釈:自分の力の程度を知らず、仲間の間で威張っている者。「夜郎」は、今の貴州省西部にいた民族。「自大」は、自分を偉いものと考え、威張ること。
- 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
西南夷君長以什數、夜郎最大。其西靡莫之屬、以什數、滇最大。
西南夷の君長は什を以て数え、夜郎最も大なり。其の西は靡莫の属、什を以て数え、滇最も大なり。
- 西南夷 … 巴・蜀の西南地方の蛮族。
- 君長 … 部族のかしら。
- 什 … 十。
- 夜郎 … 今の貴州省西部にいた民族の名。また、その国。
- 靡莫 … 民族名。
- 滇 … 国名。
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