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両端を持す

りょうたん
  • 出典:『史記』てい世家(ウィキソース「史記/卷042」参照
  • 解釈:どちらにつこうかと迷って、心を決めかねている様子。
  • 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
晉聞楚之伐鄭、發兵救鄭。其來持兩端。故遲。比至河、楚兵已去。
しんていつをき、へいはっしてていすくう。きたるや、りょうたんす。ゆえおそかりしなり。いたころおい、へいすでれり。
  • 晋 … ウィキペディア【晋 (春秋)】参照。
  • 楚 … 春秋戦国時代の国。首都はえい。戦国七雄の一つ。ウィキペディア【楚 (春秋)】参照。
  • 鄭 … 春秋戦国時代、今の河南省新鄭県一帯にあった国。ウィキペディア【】参照。
  • 両端 … 相反する二つの説。
  • 比 … ころ。時分。
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た行 な行 は行
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論語の名言名句