食言
食言
- 出典:『書経』商書・湯誓(ウィキソース「尚書/湯誓」参照)
- 解釈:前に言ったことと違ったことを言うこと。うそをつくこと。一度口から出した言葉をまた口に入れる意から。
- 書経 … 儒教の経典。五十八編。『書』『尚書』ともいう。堯・舜から秦の穆公に至るまでの政治における記録を集めたもの。内容は、王の誓いや訓告の言葉が大部分を占めている。五経の一つ。十三経の一つ。ウィキペディア【書経】参照。
爾無不信、朕不食言。爾不從誓言、予則孥戮汝、罔有攸赦。
爾信ぜざる無かれ、朕は食言せず。爾誓言に従わざれば、予則ち汝を孥戮して、赦す攸有る罔からん。
- 朕 … 古代の一人称代名詞。われ。わが。なお、秦の始皇帝から、天子だけが用いる一人称代名詞となった。
- 孥戮 … 夫や父親の罪によって、その妻子まで罰すること。
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