一丁字を識らず
一丁字を識らず
- 新唐書 … 二百二十五巻。宋の欧陽脩(1007~1072)・宋祁(998~1061)らの編。仁宗の嘉祐六年(1060)成立。『旧唐書』を改訂・増補したもの。本紀十巻、志五十巻、表十五巻、列伝百五十巻からなる。「唐書」とも。二十四史の一つ。ウィキペディア【新唐書】参照。
〔新唐書、張弘靖伝〕
今天下無事。而輩挽兩石弓、不如識一丁字。
今天下無事。而輩挽兩石弓、不如識一丁字。
今天下は無事なり。而して輩両石の弓を挽くも、一丁字を識るに如かず。
〔資治通鑑、穆宗睿聖文恵孝皇帝上〕
今天下太平。汝曹能挽兩石弓、不若識一丁字。
今天下太平。汝曹能挽兩石弓、不若識一丁字。
今天下は太平なり。汝曹能く両石の弓を挽くも、一丁字を識るに若かず。
- 汝曹 … 「なんじがともがら」「じょそう」と読む。「お前たち」の意。
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