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一丁字を識らず

一丁いっていらず
  • 出典:『新唐書』巻一百二十七、張弘靖伝(ウィキソース「新唐書/卷127」参照)、『資治通鑑』巻二百四十一、穆宗睿聖文恵孝皇帝上(ウィキソース「資治通鑑/卷241」参照)
  • 解釈:一個の文字も知らない。「一丁字」は、一個の文字。一つの文字。「丁」は「」の誤り。「个」は「箇」「個」と同じ。「目に一丁字なし」とも。
  • 新唐書 … 二百二十五巻。宋の欧陽脩(1007~1072)・そう(998~1061)らの編。仁宗の嘉祐六年(1060)成立。『唐書とうじょ』を改訂・増補したもの。本紀十巻、志五十巻、表十五巻、列伝百五十巻からなる。「唐書とうじょ」とも。二十四史の一つ。ウィキペディア【新唐書】参照。
〔新唐書、張弘靖伝〕
今天下無事。而輩挽兩石弓、不如識一丁字
いまてん無事ぶじなり。しかしてともがらりょうせきゆみくも、一丁いっているにかず。
〔資治通鑑、穆宗睿聖文恵孝皇帝上〕
今天下太平。汝曹能挽兩石弓、不若識一丁字
いまてん太平たいへいなり。汝曹なんじがともがらりょうせきいしゆみくも、一丁いっているにかず。
  • 汝曹 … 「なんじがともがら」「じょそう」と読む。「お前たち」の意。
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