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己の欲せざる所は人に施すこと勿れ

おのれほっせざるところひとほどこすことなか
〔論語、顔淵第十二2〕
出門如見大賓。使民如承大祭。己所不欲。勿施於人
もんでては大賓たいひんるがごとく、たみ使つかうには大祭たいさいくるがごとくす。おのれほっせざるところは、ひとほどこすことなかれ。
  • 大賓 … 君主のところへ来た隣国の賓客。
  • 大祭 … 君主の宮廷で行われる大きな祭祀。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「顔淵第十二2」参照。
〔論語、衛霊公第十五23〕
子貢問曰。有一言而可以終身行之者乎。子曰。其恕乎。己所不欲。勿施於人
子貢しこううていわく、一言いちげんにしてもっ終身しゅうしんこれおこなものるか。いわく、じょか。おのれほっせざるところひとほどこすことなかれ。
  • 子貢 … 姓は端木たんぼく、名は。子貢はあざな。孔子より31歳年少の門人。孔門十哲のひとり。弁舌・外交に優れていた。ウィキペディア【子貢】参照。
  • 一言 … ひとこと。
  • 可以 … ~する値打ちがある。
  • 終身 … 一生。
  • 者 … ことば。
  • 其恕乎 … 「まあ~だろうよ」と訳す。「恕」は思いやり。
  • 己所不欲 … 自分がいやだと思うこと。
  • 勿施於人 … 他人に対してしてはならない。「勿れ」は禁止の意を表す。「…してはいけない」「…するな」の意。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「衛霊公第十五23」参照。
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