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一以て之を貫く

いつもっこれつらぬ
  • 出典:『論語』里仁15
  • 解釈:一つのもの(仁)で万事を貫くこと。孔子が仁をもってあらゆる事柄に対処していこうという信念を述べた言葉。
子曰。參乎。吾道一以貫之。曾子曰。唯。子出。門人問曰。何謂也。曾子曰。夫子之道。忠恕而已矣。
いわく、しんや、みちいつもっこれつらぬく。曾子そうしいわく、ず。門人もんじんうていわく、なんいぞや。曾子そうしいわく、夫子ふうしみち忠恕ちゅうじょのみ。
  • 参 … 曾子の名。「しん」と読む。
  • 乎 … 「や」と読む。「~よ」と訳す。
  • 一以貫之 … 「之」は「一」を強めるための語助の辞で、何も示さない。
  • 唯 … 「い」と読む。目上の人に対し、「はい」と答える丁寧な返事。
  • 門人 … 孔子の他の門人たち。
  • 何謂也 … どういう意味ですか。
  • 夫子 … 先生。ここでは孔子を呼ぶ尊称。
  • 忠恕 … 真心と思いやり。
  • 而已矣 … 「のみ」と読み、強い断定の意を示す。「…だけだ」「他にはない、ただこれだけだ」の意。
  • 詳しい注釈と現代語訳については『論語』里仁15参照。
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