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面友

面友めんゆう
  • 出典:『法言』学行(ウィキソース「法言/01」参照)
  • 解釈:表面的なつきあいだけの友人。うわべだけの友人。
  • 法言 … 思想書。十三巻。漢の揚雄ようゆう(前53~後18)の著。成立年代不詳。『論語』にならって儒教思想を説いている。『揚子法言』とも。ウィキペディア【法言】参照。
頻頻之黨、甚於斯、亦賊夫糧食而已矣。朋而不心面朋也、友而不心面友也。
頻頻ひんぴんとう斯(よし)よりはなはだしきは、糧食りょうしょくそこなわんのみ。ほうとしてこころせざるは面朋めんほうなり、ゆうとしてこころせざるは面友めんゆうなり。
  • 頻頻之党 … 群がり集まって仲間を作っていること。
  • 斯 … カラス科の鳥。嘴太はしぶとがらす。「」は「鸒」に同じ。
  • 朋 … 朋輩ほうばい。同じ先生に師事している仲間。
  • 不心 … 心から親しまない。心を許し合うことがない。
  • 面朋 … 「面友」と同じ。
  • 友而不心 … 友人ではあるが、心を許し合うことのない者。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句